キッチンの仕様を決めるときにおすすめされるタッチレス水栓。
スタイリッシュでハイテクで、確かに魅力的です。
わが家も張り切って導入しましたが、使ってみると、あまりおススメなものではありませんでした。
どうしてオススメしないのか、その理由を紹介します。
1.そもそも導入にいたった経緯
ショールームで奥様とキッチンの仕様を検討していた時、ショールームのお姉さんが「手が汚れていても使いやすいですよー」とか、「両手がふさがっていても使えて便利」「省エネですから」としきりにタッチレス水栓をおすすめしてきました。
その時は、「確かにそうだなぁ」「使いやすいよなぁ」と思い、普通の水栓なら発生しない電気工事代も含め少々値が張りましたが、タッチレス水栓を選びました。
2.使ってみて感じた不便さ
わが家が完成し、キッチンに向き合い始めて、次のような不便さを感じました。
(1)強弱の調整ができない。
(2)思いがけないタイミングで水が出る。
(3)停電時に水が出ない。(たぶん)
(4)将来壊れないか不安。
具体的に説明します。
(1)強弱の調整ができない
鍋に水を入れるときと、コップに水を注ぐ時に蛇口の水の強さ(水量)は同じですか?
お好み焼きを作るとき、フライパンを水で流すときと、粉に入れる水を注ぐときは同じ水量ですか?
料理の場面では、結局、タッチレスと言いながら、しょっちゅう水量調整のためにハンドルを握るのです。
しかも、デザイン上からか、ちょっと小さくて微調整がしづらい…
(2)思いがけないタイミングで水が出る。
パスタを湯切りするときなど、シンクに一瞬だけ鍋を置こうとするときに、不意に水が出ちゃうんです。
「今は水の場面じゃない」と一人でツッコミながら水を止めることもしばしば。
カウンターの向こうに食器を持っていくときもセンサーが勝手に反応して水が出てしまう…
(3)停電時に水がでない。(たぶん)
電磁弁で水を制御しているので、停電してしまうとおそらく水が出なくなります。
このところ災害も多いです。オール電化のわが家ですが、いざとなったらカセットコンロで料理をする覚悟です。
なのに水がでないとなると…ちょっと残念ですね。
(4)将来壊れないか不安
キッチンの水栓は使用頻度が著しく高いです。そんな水栓のON-OFF制御を電磁弁とセンサーでひっきりなしにやるわけです。1年も使っていると何となく反応が変わってきている気がします。いつ故障するんだろうか…と漠然とした不安を抱えながら使っています。
3.おわりに
タッチレス水栓って、キッチンメーカーにとってはイチオシの機能なんだろうと思います。発売前にたくさん検証しているでしょうから、使う人によっては便利な機能なんだろうとは思います。
でも、私にとっては必要ない機能です。わざわざお金をかけてまでとは思いませんが、可能ならば普通の水栓に交換したいと思っています。
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