今回はわが家の残念なポイントをご紹介します。
わが家の間取りの特徴はとにかくリビングを広くとったこと。とにかくリビングを広くしたくって、住宅会社からもらった間取りから、和室をなくしてリビングに組み込み、階段も脱衣所もトイレもみんなリビングに直結するようにしました。どこかのモデルルームにあった間取りを参考にしました。
トイレや脱衣所がリビングに直結してしまうので、視界に入らないように少し奥まったところにドアを設けるなどの工夫もしました。
生活を始めてすぐに、思いがけない問題に直面しました。それはトイレの音だったのです。
残念な点の背景:とにかくリビングを広くしたかった
とにかくリビングを広くしたくって、住宅会社からもらった間取りをどんどん変えていきました。
その変遷を簡単に説明すると、以下の図のとおりです。
いやぁ、広々快適に過ごせると思っていました。設計のときまでは。
設計辞典での心配事
設計のときもリビングを広くすることに一抹の不安はありましたが、それぞれ対策を取りながら自分を納得させてきました。
①トイレのにおいが心配
リビングでくつろいでいるときに、トイレからふわぁーっと芳しい匂いがしたらいやだなぁ。
⇒最近のトイレは性能がいいので、脱臭機能もしっかりしているだろう。
そういや、リビングの真ん中にトイレを作ってるような建築事例を見たこともあるし、大丈夫だ!
②トイレや脱衣所の出入りが見えるのがなんとなくイヤ
食事をしているときに、トイレから出てくる家族を見たくない。
「子どもが脱衣所のドアを開けたらおっさんのケツが見えた」なんて、なんとしても避けたい光景。
⇒視界を切るように奥まったところにドアをつけたり、飾り柱をつけたりしたらいけるんじゃないか!?
③空調効率が悪そう
階段なんかがリビングに直結するので、冬は冷気が降りてきそうだなぁ。
⇒リビングを広くする方が優先だ!階段の入り口にカーテンでもつければなんとかなるだろう。
事前の心配事の評価(生活してみて)
設計時の心配事は、杞憂に終わったのか、実際に生活してみた感想を記載します。
①トイレのにおいが心配
⇒ほんとに匂いは気になりません。今のトイレは優秀です。
②トイレや脱衣所の出入りが見えるのがなんとなくイヤ
⇒奥まったところで正解でした。更に視界を遮るために、簡単なレースのカーテン(のれん)をつけました。
③空調効率が悪そう
⇒想定通りでした。特に対応はとらず2階の廊下まで暖かくして過ごしています。空調代がもったいないですが。
想定していなかった問題・・・それは「音」
実際に生活してみると、事前に想定していなかった問題が生じました。それはトイレの「音」です。
使用後にトイレを流す音は大して気になりません。それより、「ぶりぶりー」ってあの音が辛いです。「あぁ、今日は緩そうね・・・」なんて家族の体調なんかも伝わってきて、地味に辛いです。客人を呼んでいる時には絶対にトイレは使えません。
なんとか音に手を打ってみた
これからずっと住む家なので、多少なりともこの問題に向き合ってみました。
(1)住宅会社に相談
まずは住宅会社に相談してみました。あとからドアをつけるのは、スペースだとか壁の補強などの都合で難しいとのこと。トイレのドアの防音を高めるために「隙間にスポンジを詰める」などの提案はもらいましたが、所詮は付け焼き刃。諦めました。
(2)そうだ、「音姫」だ!
公衆トイレによくある「音姫」(擬音装置)はどうだろうか・・・ということで、家庭用の音姫がないか探してみました。
安価なもの、おしゃれなもの、意外とたくさんあるんですよね。わが家ではまずは試験だということで、とにかく安いものを買いました。
使ってみたら効き目は上々。問題がスッキリ解決という訳ではありませんが、それなりに穏やかにトイレを使うことができるようになりました。
音のついでに
今回、生活においては「音」も重要なポイントなんだと改めて気づかせてもらいました。
ちなみに、両親の家では、トイレを大手メーカーの樹脂製便器に交換しました。男性が立って用を足してるときの音がやっぱりプラスチックなんですよね。「仮設トイレのような気分になってイヤだ」と親父は言ってました。
最近は座って用を足す男性が多いらしいので、あんまり問題にならないんでしょうかね。
2階にトイレを設置すべきかの悩みはこちらをご覧ください。
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