ネタがなくてずっと更新しておりませんでした…すみません。
今年も〇〇年に一度という豪雨が各地を襲っています。被害にあわれた皆様には深くお見舞い申し上げます。
災害の報道を見るたびに感じることは、写真やビデオなどのデータのバックアップが大切だなという事です。
もちろん生命が一番大事です。生き残った次のステップとして、家や車などの家財は保険にしっかり加入できていればきっと元の通りになるんだと思いますが、写真やビデオ等の思い出はきっと元に戻ることはないんだろうなと思うんです。
1.バックアップとは
バックアップとは何ぞや…という方もいらっしゃると思いますので、改めて。
パソコンやスマホ、デジカメのデータをそのままにしておくのではなく、万が一壊れてしまってもいいようにコピーをどこかに取っておくことを言います。
2.バックアップの重要性
言わずもがな、今や何でも電子データです。連絡先のリスト、音楽や家族との思い出の写真やビデオもすべてデータですよね。スマホやカメラの容量がデータでいっぱいになったらパソコンに保存したりするわけです。パソコンもいっぱいになったら外付けHDDなんかに保存したりもします。冒頭に記載した災害はイレギュラーだとしても、パソコンのハードディスクは消耗品ですから必ず壊れる時が来ます。しかも思いがけないタイミングで。そんな大事なデータが無くなってしまう事を想像すれば、バックアップの重要性は簡単にイメージできると思います。
3.バックアップのネック
(1)データサイズが大きい
以前は写真のデータも小さくて、簡単にDVD-Rにバックアップすることができました。今ではデータも大きく、動画にいたってはバックアップはひと仕事になってしまいます。
(2)不定期になりがち
バックアップとして定期的にコピーを取るわけですけど、この「定期的」が落とし穴です。自分で手を動かすので、「今は時間がない」「今度やろう」といった気持ちが邪魔をして、肝心な時にバックアップが取れていなかったりします。
以前、職場のパソコンが壊れてしまったことがあり、そんな時に限って毎週作業するはずのバックアップをしていなかったんです…すごく怒られました。
4.おススメは「ファイルサーバー」+「オンラインバックアップ」
上記のネックを解消するに、個人的にはファイルサーバがおススメです。もっといえば、さらにオンラインバックアップを組み合わせると言う事なしです。
ファイルサーバーにデータを放り込みさえすれば、後は定期的に自動でバックアップされるのです。ちょっと敷居が高いのが難点ですが、ちょっと頑張れば安心感はハンパないです。
メリット①:パソコンの記憶容量が要らない
データはファイルサーバに保存しますから、使うPCの記憶容量なんて気にする必要はありません。私のPCは120GBのSSDですが、特に不便に感じることはありません。買い替えるのも楽です。
メリット②:いろんな端末からデータを見れる
家族写真をスマホから見ることもできるし、PCから見ることもできます。スマホで動画を読み込んで、テレビに表示するなんてこともできます。
蓄積した音楽を聞くことだってできます。
メリット③:速くて安い
onedriveやdropboxなどのオンラインストレージという選択肢もありますが、利用速度は家庭のネットワーク環境にかなり左右されます。特に動画などは気軽に見づらかったりもします。
また、記憶容量あたりのコストも割高ですよね。
デメリット①:ちょっとだけ知識が必要
ファイルサーバの運用となると、ちょっとだけ知識が必要です。Linuxで運用しようとすればなおさらです。
デメリット②:電気代がかかる
自宅でファイルサーバーを運用すると電気代がかかります。毎日24時間PCの電源を入れていると、毎月数百円程度の電気代がかかるといわれます。そこまで考えれば、オンラインストレージを使う方がいいんじゃないかという気持ちになります。
(対策)必要な時だけ電源を入れる
そこでお勧めしたいのが、利用するときだけ電源を入れるWOL(Wake up On Lan)です。
スマホやパソコンからボダンひとつでサーバを起動できます。また、起動ドライブをハードディスクではなくSSDにしておけば、起動に時間もかかりませんから、さらに省エネです。
終了に関しては、毎朝7時にシャットダウンを実行するように設定しておけば、いつまでも電源が入りっぱなしを気にすることもありません。
デメリット③:うるさい
サーバーが動いていると、動作音が気になります。
なので、サーバーを設置する場所を検討してください。
私はこれまで、キッチンやトイレ、テレビの後ろなどいろんな場所に設置してきました。なかでもキッチンは換気扇が回っていることが多いので、あまり音が気になりません。
あるいは、ファンレスPCを利用するといった手もあります。
5.実際の設定
ということで、ここまで記載した内容をどのように実現するか、追々設定の方法を記載して行こうと思います。(今回はここまで)
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