固定費無料の”固定電話”を設置する

ICT

ご無沙汰しております。たこぱぱです。
今回は通信費の見直しの一環として固定費フリーの”固定電話”を設置した顛末を紹介したいと思います。
(2023.5.21追記)
固定費フリーではなくなってしまいましたので、記事を修正します。

はじめに:なんで今さら固定電話!?

通話はもっぱら LINE 電話。あまり電話で話をすることもないし、通話し放題のプランもあるのに今さら固定電話!?なんて言いたくもなると思います。

でも、違うのです。

あまり通話しないからこそ固定電話が欲しいのです。家族が増えると、子どもの学校や習い事の先生との電話や病院の予約など、少ない頻度ながら長い通話の機会も増えてきます。各キャリアが出している通話料込みプランではだいたい1回線あたりプラス500円ぐらいになりますから、それをいかに抑えるかが家族全体の通信料削減のポイントになってくるのです。

具体的に数字で示すと、わが家は4回線使っていますので、全員が通話料込みプランを契約すると、それだけで+2,000円/月の出費になります。年間になおすと24,000円。

それに対して、一般的な固定電話は3分9円弱が多いので、1時間通話をしたとしても200円もかかりません。月1時間×3回線で+600円/月、年間7,200円となり、通話料込プランの半額以下に抑えることができます。ただし、固定電話は毎月の固定費がかかりますので、これをいかに抑えるかがポイントになってきます。

固定電話の固定費を抑える

普通にNTT の固定回線を引くと月1,600円程度かかります。インターネット契約に光電話をつけると、概ねプラス月500円。ソフトバンクが提供する「おうちでんわ」というサービスがありますがこれは通常月1,000円で、ソフトバンク利用者だと月500円になります。

次に、固定電話ではないですが、 IP 電話アプリという選択肢があります。
これはなかなか魅力的なサービスが揃っていて、代表的なところでも以下のようなサービスがあります。

  • 050 plus:NTT が提供する050 Plus これだと月額300円で電話番号が持てます。OCNモバイルONEの利用者は月額150円になります。(セット割
  • smartalk:楽天モバイル系(フュージョンコミュニケーションズ)のサービスで、月額料金0です。ただし少し通話料金が高めです※今は募集をしていません
  • My050(旧050free):ブラジルの通信会社・ブラステルが運営するサービスです。月額0円で利用可能です。
         2022年10月16日現在、ブラステルの完全無料プランは新規申し込みができなくなっていて、6か月ごとに550円の番号維持費が必要のようです。(2022.10.16追記)
    完全無料プランで契約していた人も、番号維持費用が必要になりました。(2023.5.21追記)

私が選んだのは、IP電話(アプリ)で、導入目的でもある固定費の抑制が最も期待できる050freeです。
050freeアプリをダウンロードし、契約を済ませれば、すぐにスマホからIP電話をかけることができるようになります。
コールする際に、いちいち残りのクレジットなどをアナウンスしてくるのがうっとうしいですが、*をプッシュするとスキップすることも可能です。

ただし家族で1台のスマホを共有するのはなかなか難しいですし、個人的な感覚ですが音声品質があまり良くはありません。

そこで、IP電話サービスを利用して、通常の固定電話を使えるようにしてやります。voipアダプターという機材を使えば、普通の電話機でIP電話を利用でき、音質も向上します。

(2023.5.21追記)
なお、これまではMy050を使っていましたが、2023年4月より6か月ごとの維持費用がかかるようになりましたので、これを機に050plusに乗り換えることにしました。
私はOCNモバイルONEを使っていますので、セット割を利用して基本料が6か月で880円(月額税込165円)となりますので、My050と月150円程度しか変わりません。さらに通話料等も若干My 050よりも安いので(固定電話あて My050:10.5円/3分、050plus:8.8円/3分)、その差はさらに縮まります。最終的には、コールするときのアナウンスがなくなることが決め手になりました。

VoIPアダプターを選ぶ

「VoIPアダプター」で検索してみるとわかりますが、意外と選択肢はありません。
grandstream社が出しているものなどがありますが、私はYAMAHAのNVR500を選択しました。
SOHO向けのハイスペックモデルで動作も安定していて、一世代古い機種なので、中古だと安く手に入れることもできるからです。
後は、かけているときのコール音や話中のビジー音も日本仕様なので、使っていて違和感がないことも魅力の一つです。(他の機種でも日本に変更することはできますが)

(2023.5.21追記)
050freeから050plusへの移行に伴い、NVR500で設定がうまいくいかず、VoIPアダプターをgrandstreamのHT802に変更しました。
ちなみに、Amazon.com(米国)サイトで手配すると、円安で若干不利ではあるものの、割安で入手することができます。

NVR500の設定手順

YAMAHAのNVR500はハイスペックモデルなので、ルーターとして使わないともったいないです。
ただし、無線LAN(WiFi)には対応していないので、それまで使っていた無線LANルータをアクセスポイントとしてNVR500の下にぶら下げました。

NVR500の設定の中で、IP電話の設定を正しく行えば、IP電話を利用できるようになります。

NVR500の設定手順(番外編)

当初の構成はBIGLOBEひかりだったのですが、その後、楽天経済圏の罠にハマり、わが家の光回線を楽天ひかりに変えました。ネットワークが劇的に遅くなったので、楽天ひかりのipv6サービスを利用することにしました。ただ、楽天ひかりのipv6はxpassという規格を使っているため、NVR500が使えません。xpassに対応したルーターを導入して、NVR500はVoIPアダプターの機能だけ使い、子機としてぶら下げる構成にしました。

さらに、VPNで接続する必要が出てきたので、次の通りONUからハブで分岐し、IPv6での自宅ネットワーク用ルーターとIPv4によるNVR500とを並列させる構成に見直しております。(2022年2月)

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