ご無沙汰しております。たこぱぱです。
今回は、実家の固定電話をSoftbankのおうちのでんわに変更して、維持費を削減したのでご紹介します。
はじめに
ありがたいことに私の両親は健在で、実家で仲良く暮らしています。
年金生活(でもないんですが)となり、いろいろと支出を見直さないといけないなぁと感じていますが、両親が古い人間なもので、生活環境を大きく変えることに抵抗があるようです。
固定電話もそのひとつ。
携帯電話があるので、固定電話(とFAX)をなくしてもいいんじゃないかと思うのですが、それを両親に提案してもあまりよい顔をしません。そんな折、ソフトバンクが提供する「おうちでんわ」なるものを見つけました。ほぼ従来と使い勝手を変えることなく、大きくコスト削減に貢献できそうなので、早速トライしてみました。
導入前の環境
実家では子どもたち(私たち)が独立する前にひいていた光回線のインターネットを継続していて、固定電話もそれに付属する光電話を利用していました。
固定電話を見直す背景(インターネットの切り替え)
ほとんど使っていないインターネット回線にだらだらとコストをかけるのも…という思いもあり、インターネット回線を解約することになりました。当然ながら光電話も使えなくなりますので、固定電はNTT西日本の加入電話に戻すことになります。
結果、以下のような費用構成になってしまいます。(インターネット回線の解約についてはこちらをご覧ください)
いざ、見直し(固定電話)
トータル通信費は安くはなりそうなんですが、今どき固定電話に1,760円も!?という点がどうしても引っ掛かりました。
そこで探してみると「おうちのでんわ」なるサービスがソフトバンクから提供されていることがわかりました。仕組みを簡単に説明するならば、携帯電話の回線を利用して固定電話を利用できるようにしたサービスです。
基本料や通話料はNTTの固定電話よりも安く、従来の固定電話番号も継続利用できるというものです。
Softbank おうちのでんわ | NTT西日本 加入電話 | ||
基本料金 | 1,078円 | 1,760円 (1級取扱所・プッシュ) | |
通話料 | 固定電話 | 8.789円/3分 | 9.35円/3分 (区域内) |
携帯電話 | 17.6円/分 | 17.6円/分 |
ずいぶんとよい価格帯になりそうです。
「おうちのでんわ」ですが、ソフトバンクまたはY!mobileの回線契約があれば、さらに500円/月割り引かれるようです。また、おうちのでんわからソフトバンクへの通話料も無料になるので、これを機にスマートフォンの契約を見直してもいいかもしれません。(ソフトバンクのねらいにはまっている気はしますが)
例えば、端末をデュアルSIM対応の端末に変えて、通話はソフトバンクのSIMとし、通信は他の会社の通信専用SIMにするとさらにいい価格になりそうです。
スマートフォン | 固定電話 | 計 | 備考 |
他社格安音声SIM(iijmio 4GB 980円/月) | おうちのでんわ(980円/月) | 1,960円 | |
他社格安eSIM(iijmio 4GB 600円/月) +ソフトバンク携帯プラン980円/月 | おうちのでんわ(500円/月) | 2,080円 | ※Yahoo!プレミアム無料 |
Y!mobaile(シンプルS 3GB 1980円/月) | おうちのでんわ(500円/月) | 2,480円 |
おうちのでんわを使ってみた感想
普通の固定電話といたって同じです。音声の遅延や音の悪さも感じません。FAXもこれまでどおり使えています。
ただ、うちの実家だけの話なのか、ごくたまにつながらない時があります。しかも、その時には「電源が入っていないため…」のようなアナウンスが流れるので、固定電話なのに!?と感じてしまいます(携帯電話回線を利用したサービスなので仕方ないのでしょうけれど)。
あとはIP電話から掛けた時も、あまり相性がよくない気がします。
とはいえ、もともと使用頻度が少ないし、両親も納得しているので、特に気になることもありません。
docomoも同様のサービスの提供を開始
NTTドコモも同様のサービス「homeでんわ」を2022年3月下旬から開始するとの発表がありました。<2022.2.4docomo発表資料>
価格設定、割引設定も「おうちのでんわ」と同様です。
携帯電話をどこで契約しているかで見直ししてもいいかもしれませんね。
<2022.3.26追記>
NTTドコモのサイトに「homeでんわ」の情報が掲載されました。
https://www.docomo.ne.jp/home_denwa/
終わりに
今回の固定電話の見直しで、固定電話代だけで毎月700円、通信料全体で4,000円程度の削減ができました。時代や技術にあわせていろいろなサービスが登場するし、生活スタイルにあわせてそれらサービスを都度見直していかないといけないなと痛切に感じました。
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