実家のインターネット環境を見直しました。(通信費の削減)

ICT

ご無沙汰しております。たこぱぱです。
今回は、恒例となった両親が住む実家のインターネット環境の見直しを行ったのでご紹介します。

インターネット環境見直しの背景

ありがたいことに私の両親はともに健在で、実家で仲良く暮らしています。
年金生活(でもないんですが)となり、いろいろと支出を見直さないといけないなぁと感じています。子供たちも独立し、両親2人きりで生活していますが、子供たちがいた時の光回線を継続していて、それなりの金額をずっと支払い続けていましたので、改めて検討する事にしました。

見直し前のインターネット環境

子どもたちが独立する前にひいていた光回線のインターネットを継続していて、たいして使ってもいないインターネット回線にだらだらと費用を支払い続けています。ただ、たまーにパソコンを使っているので、ネット回線をなくすという選択肢はとれません。

インターネットBBIQ光回線6,050円/月
固定電話BBIQ光電話550円/月
6,600円/月
※実際には長期利用割引なども適用されていましたが、概ねこんなもんです。

いざ、見直し

インターネット回線をほとんど使っていない…とはいえ、まったく使っていない訳ではないため、最低限の通信環境は残すことになりました。動画視聴などしているわけでもないので、回線速度もさほど重要ではありません。本当はスマホのテザリングを利用してほしいのですが、年老いた両親にそれを求めるのは無理です。固定費が低く抑えられ、かつ使用してもそれほどコストが上がらないMVNO、いわゆる格安SIMを採用することにしました。
新たな環境では以下のようなコスト構成になりました。

インターネット格安SIM(iijmio4GB/ホームルーター)968円/月(税込み)
固定電話おうちのでんわ(ソフトバンク)1,078円/月(税込み)
2,046円/月(税込み)

さらっと「おうちのでんわ」と書いていますが、インターネットの光回線を解約することで、光電話(IP電話)が使えなくなるため、代わりに導入した固定電話サービスです。詳細はこちらをご覧ください。

具体的なネット回線・機器選定

(1)回線の選択
 携帯通信大手キャリアが価格を下げてきましたが、それでもなお、MVNOはコストの低さとサービスの多様さが魅力です。今回、パートナーに選択したのはiijmioです。
 当初、必要になる通信量はごくわずかだろうと思い、「1GB/月までなら無料」に誘われMNOである楽天モバイルでトライしました(無料も2024年現在では終了していますが)。実際の通信量は毎月3GBを超えたり超えなかったりという水準で、980円/月(~3GB・税抜き)または、1,980円/月(~20GB・税抜き)の費用となっていました。
1,980円/月の運用は狙っていた目論見を大きく超えていましたし、無料になることが見込めないのであれば、楽天モバイルにこだわる必要もないので、さらに見直した結果、MVNOのiijmioにしました。
 4GBで880円/月(税抜き)のプランであれば、我が家の場合は十分に運用できます。また、①翌月まで繰り越しできる、②(両親のスマホがiijmioなので)両親のスマホの高速通信をシェアできるため、多少4GBを超過したとしても問題はありません。さらには、孫たちが遊びに来た時など容量を大きく超過する時には、先に契約していた楽天モバイルを登場させれば問題ありません。(1GBまでなら無料なので、いざという時に備えて寝かせています)

通信会社~1GB~2GB~3GB~4GB~5GB~6GB~7GB~8GB
楽天モバイル0円980円1980円(~20GB)
iijmio680円880円1280円
mineo800円1,150円1,550円
※価格は税抜き 2022.2.26現在


(2)機器の選択
MVNOで運用するにあたって、どんな端末を使うかを検討しました。
携帯回線であればモバイルルータを使うのが定番だとは思いますが、省エネ機能などで意図せず電源が落ちてしまう場合や不具合時に両親に作業してもらう場合の操作性、導入コストの低さを考慮し、ホームルータタイプのSpeed Wi-Fi HOME L02を選びました。
このSpeed Wi-Fi HOME L02は、auやUQモバイル等から販売されていますが、SIMフリー端末なのでどのキャリアのSIMカードでも利用できます。(楽天モバイルの回線BAND3には対応していません)
また、メルカリやヤフオクなどでは1,500円~2,000円程度と安価に購入できます。
据え置きタイプなので当然ながらバッテリーはありません。バッテリーの劣化を考える必要もありませんし、再起動を行いたいときも「電源プラグを抜き差しして」と両親に指示することで可能になります。


huawei webページより

(3)保険としての楽天モバイル
ちなみに、保険として保持している楽天モバイルはSpeed Wi-Fi NEXT W05で運用しています。
設定をちょっといじってやると、楽天モバイルの回線BAND3をつかんでくれるようになりますし、それ以外の回線はつかまないような設定もできますので、ローミングでの容量上限に引っ掛かることもありません。
あまり出番もないので、実家の引き出しで静かに眠っています。


UQモバイルwebページより

変更してみた感想

光回線に比べるとやはり遅いですが、通常のサイトをブラウズする分には問題ありませんし、skypeなどのweb通話も十分に行えます。また機器の動作も安定していて、両親からのヘルプコールを受けることもほとんどありません。
私の姉が帰省してきたときに高速通信容量が底をついてしまい、「急に遅くなったんだけど!?」と苦情を受けましたが、帰省の間だけ楽天モバイルを利用してもらうことで、その場をしのぐことができました。

おわりに

今回のインターネット回線の見直しで、月4,000円程度の削減ができました。便利な世の中になっていますが、両親の豊かな老後のためにも、両親ができること・やりたいことに合わせて必要なものは何かを都度見直していかないといけないなと痛切に感じました。

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